50年間続いている

ナユキスイミングクラブには

その水泳指導を受けると

美しい身体になる

と言う伝説がある。


そのわけは



スポーツのゲーム性に楽しみを求める。

友達とのコミケーションにより様々な喜びがある。

もちろん、そのスポーツの向上がやる気を加速する。

等々 運動は色々なモノを私達に与えてくれます。

その中の一つに、そのスポーツ特有の身体になる。事があります。



運動をしている場合、もし脂肪がついていたとしても、

その脂肪すらそのスポーツにとっては

無駄なものではありません。



ちょっと回り道をして、

筋肉ムキムキについて考えてみましょう。

例えば、42.195キロを走る、マラソン選手と

100mの短距離選手を比べてみましょう。

陸上の短距離選手はかなり見た目が筋肉質です。

マラソンの選手は見た目の筋肉も

脂肪もなくひたすらスリムに見えます。

対して、短い距離を全力で走り抜けるつまり

短い距離のスピードとパワーは

大きな筋肉を必要とします。

パワーの事はウエイトトレーニングの粋を集めた

ボデービルダーの身体を見ればそれは明らかです。



対して、マラソンのような長い距離を継続して

長時間行うスポーツは

スリムな脂肪の少ない身体を創り出します。

スポーツには「パワー・スピード」そして「スタミナ」が

大きく関係してきますが、

エネルギーの出所はそれぞれ違います。

そのうちスタミナについては脂質が

エネルギー源になるわけです。

ですから、スタミナが命のマラソンランナーは

スリムな身体になるのです。



さて、

水泳練習を考えてみましょう。

貴方は水泳選手の体つきをどう思いますか?

美しいと感じる人も有れば、

あんな筋肉ムキムキの女子にはなりたくない。

と感じる方もいると思います。

なぜあのような身体になるのでしょうか

それは試合を前提にしていつも練習をしているからです。

なぜなら、水泳は長い間、

選手を生み出すために指導されてきたからです。

この様に説明すると、

選手を目標にしない人たちの指導はどうしているのだろう?

と考えると思います。



そうなのです。

その様な人たちの指導カリキュラムを

キチッと組まなければならない時代になっているのですが、

ほとんどのクラブでその対策が全くなされていません。

相変わらず、やがては育成クラスそして選手にするための

カリキュラムで指導しているのです。

従って

選手を目指さない人々も また、

ムキムキ筋肉の人々になって行くわけです。

なぜそうなるのかは

水泳の試合を考えれば明らかです。

試合は1500mが最長距離で自由形による1種目だけです。

後のレースは4種目とも50m、100m、200m、400m、が主体です。

つまり陸上の短距離と同じく「パワー・スピード」を養う練習を

主体にふだんから練習しているわけです。



バタフライで、2000mや3000mの練習を

した経験はほとんどの人がないと思います。

しかし

平泳ぎによる遠泳のように、

実際は

バタフライでも相当長い距離を泳ぐ事が可能なのです。



平泳ぎの遠泳は

レースのような、ナチュラルブレストでは出来ません。

遠泳はフォーマルブレスト、

ないしはもっと大きなストロークやキックによる

ブレストで泳ぐ必要があります。

(当クラブではその為の対策で特別なカリキュラムを組んでいます)

その様な泳ぎ方をすれば、

つまりフォーマルで、ストリームラインを大きく取る

バタフライならば数キロに渉る遠泳も可能なのです。

数キロに渉る練習はマラソンランナーのような身体を創ります。

全身運動である水泳はマラソンランナーよりも

上半身を使いますから、

さらにバランスの良い美しい身体を生み出します。



つまり、

自らが美しい身体だと思う身体になりたかったら、

その様な方法が水泳練習にはあるのです。

それは当クラブが追求している。

「基本に忠実な世界に通用する、美しい泳ぎ」

を追求しながら、

コーチと相談しながら行えば

十分可能なのです。

単純に全員が水泳選手のような身体になる練習方法は

人々の練習目的からも、改めてゆくべきだと思います。

もちろん

男子は逞しい筋肉に憧れると思いますから、

今の水泳選手の様な身体になる事も出来ます。



以上の事柄は運動生理学の見地から、

学術的
に説明しなければいけないと思います。

以下難しくなりますが、
興味のある方は読んでください。



グリコーゲンと、脂質、は身体を動かす重要なエネルギー源です。

グリコーゲンは肝臓と各筋肉部分に蓄えられ、

脂質は脂肪細胞に蓄えられます。

以下は

  体脂肪の放出 

へとつづくきます。・・・ここをクリック)